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マーケットスピードは複数チャートも表示できる
株式投資を行う上では、証券会社が提供する取引ツールも重要なポイントであり、当然より多くの機能を搭載している方が多彩な分析に役立つでしょう。
そこで今回注目したいのが、SPUポイントや楽天銀行との連携も魅力的な楽天証券のマーケットスピードです。
複数チャートにも対応したマーケットスピードなら、自身が狙っている銘柄を幅広く監視できるため、現在メインの取引ツールを探している方は、是非参考にして下さい。
楽天証券のマーケットスピードとは
ここではまず、楽天証券のマーケットスピードについて確認しておきましょう。
ちなみに現在は後継モデルにあたるマーケットスピードⅡもリリースされているため、両者の違いについても解説します。
グッドデザイン賞受賞の高機能アプリ
マーケットスピードは、洗練されたレイアウトによって初心者でも使いやすい環境を提供しており、尚且つテクニカルチャートや市場トレンドの分析にも役立ちます。
また、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2012年度 グッドデザイン賞」の受賞実績もあることから、業界内におけるスペックは高水準といえるでしょう。
実質無料で使える
マーケットスピードの月額料金は2,500円に設定されていますが、以下の条件を1つでもクリアすれば完全無料で利用できます。
- 楽天信用口座、FX等いずれかを開設済み
- 楽天銀行との提携サービス「マネーブリッジ」と自動入出金を設定している
- 預かり資産残高30万円以上
- 過去3ヶ月間の取引実績
また、上記を満たしていなくても初月から3ヶ月は無料となり、条件自体のハードルもそこまで高いものではありません。
そのため、マーケットスピードは実質無料で使えると認識しても問題ないでしょう。
マーケットスピードⅡとの違い
ここでは、2018年からリリースされたマーケットスピードⅡとの違いを簡単に確認します。
項目 | マーケットスピード | マーケットスピードⅡ |
対応OS | Windows | Windows |
取扱い商品 | 国内株(現物・信用)、米国株、株価指数先物、オプション、海外先物 | 国内株(現物・信用)、株価指数先物、オプション、商品先物 |
歩み値 | 可 | 可 |
ローソク足 | ティック、1分足、日足、週足、月足 | ティック、1~60分足、日足、週足、月足 |
テクニカルチャート | 11種類 | 41種類 |
上表の通り、マーケットスピードⅡは多彩なローソク足やテクニカルチャートを搭載していながら、米国株や海外先物には対応していないため、完全な上位互換というわけではありません。
したがって、どちらを利用するかはトレーダーの運用目的に委ねられており、取引内容によって切り替えるのもおすすめといえるでしょう。
マーケットスピードで複数チャートを表示する4つの方法
ここからは、マーケットスピードでチャートを複数表示する方法を見ていきましょう。
アプリ版やマーケットスピードⅡに関しても触れていくため、楽天証券を検討している方は是非参考にして下さい。
マーケットスピード
マーケットスピードでは「チャート画面」として複数表示はできませんが、ザラバ情報とランキング情報の2通りでレートの一括チェックが可能です。
ザラバ情報
マーケットスピードで利用できるザラバ情報は以下5パターンとなっており、それぞれで表示情報や行える操作が異なっています。
- ザラバ情報1
市況情報、登録銘柄情報、チャート情報や四季報といった主要情報を1画面に表示させることが可能であり、最大登録銘柄は100種類です。

- ザラバ情報2
最大50銘柄の株価を1画面に表示、ページを切り替えれば同じ数の異なった組み合わせが参照できます。

- ザラバ情報3
ザラバ情報2に板情報が追加されたモードであり、最大登録数は100種類、1画面に10銘柄が表示されます。

ちなみにザラバ情報4、5に関しては既存のザラバ情報画面にマイページ機能やスーパークイック注文が追加されたのみであるため、実際の取引ツールで使用感を確認してみて下さい。
ランキング情報
マーケットスピードは各指標に基づいたランキング情報も表示可能であり、数十種類を超える株価を一覧で確認できます。

ちなみにランキング表示は取引ツールの上部タブ「ランキング」をクリックすれば簡単に表示が可能であり、以下のような種類が選択できます。
- 値上がり率上位(現在値-前日終値)÷前日終値の計算上位
- 値下がり率上位(現在値-前日終値)÷前日終値の計算上位
- 出来高上位銘柄(指定市場の累計出来高上位)
- 売買代金上位(指定市場の売買代金上位)
- その他 PER等23種類
以上の通り、マーケットスピードはチャート画面として表示することはできませんが、ザラバ情報とランキングを活用すれば、複数銘柄を包括的に監視できるでしょう。
アプリ版
マーケットスピードのアプリ版では、複数銘柄チャートは表示できないものの、「複数ローソク足」のマルチチャートが利用できます。

上表の通り、マルチチャートを活用すれば1つの銘柄で様々なローソク足がチェックできるため、短期間の細かい値動きだけでなく、長期的な相場動向も把握できるでしょう。
マーケットスピードⅡ
マーケットスピードⅡではランキングやザラバ情報はもちろん、複数銘柄の複数チャートが表示可能です。

ちなみに2画面であれば縦と横表示にも切り替えられる操作性を備えており、「銘柄セレクター」という機能を設定すれば、複数銘柄をワンタッチで変更できます。
また、指数化チャートを用いれば、相関関係にある指数や銘柄同士の比較検証も可能となり、相場全体の勢いや価格動向の判断に繋がるでしょう。

参照:資産運用のすすめ
以上のことから、チャートの複数表示においてはマーケットスピードⅡの方がマッチした仕様となっているため、アプリ版やマーケットスピードのスペック全体を比較しつつ、自身が使いやすいものを選んでいきましょう。
マーケットスピードはチャートの複数表示で相場全体の動向が分析できる
本記事では、マーケットスピード、アプリ版、そしてⅡを用いた複数チャートの表示方法を解説してきました。
結論として、チャートの複数表示に対応しているのはマーケットスピードⅡとなりますが、ローソク足のマルチチャートやザラバ情報といった、分析に役立つ機能はその他のツールでも搭載しており、それぞれで搭載しているテクニカルチャート等も異なっています。
そのため、自身がどのような分析方法を行うか、米国株も取引きするか、といったポイントも加味しつつ、ツールを選定してみて下さい。
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