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金曜日の株価は上がる?下がる?を動画で解説!


※動画が見られない方は 金曜日は株価が下落する曜日?【過去21年間の金曜を検証】 をご覧ください。

株を金曜日に買うと上がる?

今回は、「金曜日の株価の傾向」について分析してみます。

株式市場は、曜日によって、上がりやすい傾向や、下がりやすい傾向があると言われています。

ただし、それらの情報の多くは根拠が薄く、本当にその通りの傾向があるかわかりません。

そこで、今回は過去の株価のデータ22年分を使って、金曜日の株価の傾向について実際に調べてみました。

執筆者

西村剛
西村剛

フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。システムトレードを使った定量分析と、これまでファンドマネジャーとして培ったファンダメンタルズ分析を融合した新しい視点で株式市場を分析し、初心者でもわかりやすい言葉を使った解説に定評がある。



システムトレード

 

1.金曜日の株価の傾向~市場別~

では、はじめに「TOPIX500」の銘柄を対象に、金曜日の株価の傾向を確認してみましょう。

検証条件は、以下の通りです。

ⅰ.ルール詳細(TOPIX500の金曜日の株価傾向)

金曜日,株価
以上のルールで「TOPIX500」採用銘柄を対象に、「買い条件」と「売り条件」でトレードした場合に、どのような成績になるのかを検証しました。

2000年から2022年までの約22年の検証を行うことで、金曜日の株価の傾向を掴むことができるでしょう。

仮に、勝率が50%以上で、損益がプラスならば、金曜日は株価が上がりやすい曜日と判断できます。
反対に、損益がマイナスであるならば、金曜日は下がりやすい曜日と言えるでしょう。

一般的に、金曜日は、翌営業日の月曜日までに、週末の土日を挟むことから、下がりやすい傾向があると言われています。

実際、あなたも週末前にポジションを手仕舞いしたことがあるかもしれません。

一般的には、そのように言われている金曜日ですが、果たして、分析結果はどのようになるでしょうか。

過去のデータを用いて検証した結果は、以下の通りです。

ⅱ.検証結果(TOPIX500の金曜日の株価傾向)
金曜日,株価

金曜日,株価
以上が、検証結果です。

検証結果を見てみると、勝率は49.06%、平均損益は0.01%となっています。
勝率は5割を割り込んでいますが、平均損益はプラスです。

ただし、平均損益はわずかなプラスであり、明確に金曜日が上がりやすい傾向があるとは判断しにくいでしょう

以上から、金曜日の株価は、
「上がりやすい傾向も下がりやすい傾向もない」と判断できるでしょう。

一般的に、金曜日の株価は下がりやすいと言われていますが、実際には、明確にそのような傾向は得られませんでした。

なお、先ほどの検証では、トレードの対象は、TOPIX500に採用されている大型株でした。
もしかすると、中小型株の金曜日の株価の傾向は異なるかもしれません。

そこで、次に、「東証マザーズ」の銘柄を対象に、金曜日の株価の傾向を確認してみましょう。

検証条件は、以下の通りです。

ⅲ.ルール詳細(東証マザーズの金曜日の株価傾向)

金曜日,株価
「東証マザーズ」
上場銘柄を対象に、「買い条件」と「売り条件」でトレードした場合に、どのような成績になるのかを検証しました。 

検証結果は、以下の通りです。

ⅳ.検証結果(東証マザーズの金曜日の株価傾向)
金曜日,株価

金曜日,株価
以上が、検証結果です。
検証結果を見てみると、勝率は46.42%、平均損益は-0.02%です。

「TOPIX500」の検証と同様に、勝率は5割を割り込んでおり、尚且つ平均損益はわずかなマイナスです。

しかしながら、ごくわずかなマイナスであり、

やはり、東証マザーズを対象とした検証でも、金曜の株価の傾向は「上がりやすいとも下がりやすいとも言えない」でしょう。

2.まとめ

金曜日,株価
一般的に、「金曜日の株価は下がりやすい」と言われていますが、今回の検証では、そのような傾向は確認できませんでした。

世の中で一般的に言われている「相場の格言」や「相場の傾向」の中には、実際に分析をしてみると、必ずしも正しくないものも多いです。

今回の「金曜の株価の傾向」についても、一般的に知られている傾向と、実際の分析結果では違いました。

一般的に「金曜日の株価は下がりやすい」と言われており、デイトレードでは空売り戦略が有利と思われていますが、今回の結果を見る限りでは、

デイトレードにおいて「空売り」は、おすすめできません

デイトレードを行う場合には、この点に注意する必要があるでしょう。

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<追伸>
「株システムトレードの教科書」の記事は、機関投資家出身・証券アナリスト検定会員の西村剛が、統計データ・システムトレード・ファンダメンタルズを融合して解説しています。
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