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今回は、「ストップ安の翌日に逆張り買いの有効性」について、システムトレード的な観点から検証していきます。
銘柄探しをしていると、「ストップ安」で株価が急落している銘柄を見かけます。ストップ安をしているだけあって、翌日に成行売りが大きく出ています。
ストップ安をしている銘柄は、「下方修正の発表」や「業績への不透明感」が出ている銘柄が多く、あえて翌日に買いに行こうとは感じにくいですよね。
「ストップ安した銘柄を翌日に買い付けすると儲かるよ」と言われても、買い付けするのは躊躇するときがあります。
しかし、ストップ安した銘柄を翌日に買い付けする戦略で利益が出るならば、取り入れるべきではないでしょうか?
まさに「人の行く裏に道あり花の山」ですね。
そこで、今回は、「ストップ安の翌日に逆張り買い戦略は有効か」を検証していきます。では、さっそく検証条件を確認していきましょう。
1.ストップ安の翌日に逆張り買い戦略の有効性
検証条件は、以下の通りです。
ⅰ.ルール詳細(ストップ安の翌日に逆張り買い戦略の有効性の検証)
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検証対象:全銘柄
検証期間:1990/03/01~2020/12/31
1銘柄当たりの投資金額:20万円
【買い条件】
・ストップ安をした銘柄を、翌日に成行買い
【売り条件】
・含み益が10%以上 もしくは、
・含み損が10%以上
上記2つの条件のどちらかをみたしたら、その翌日の寄り付きに成行売り
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上記が、今回の検証条件です。
ストップ安をした銘柄を、翌日の寄り付きに成行買いします。そして、含み益が10%出るか、含み損が10%以上となったら、その日の大引けに手仕舞いします。
仮に、勝率が高く、平均損益がプラスならば、「ストップ安した銘柄を翌日に買い付けする戦略」は統計的に有効な戦略と言えるでしょう。
では、上記条件で検証した場合に、どのような検証結果になるでしょうか。
ⅱ.検証結果(ストップ安の翌日に逆張り買い戦略の有効性の検証)
【検証結果】

勝率: 50.25 %
勝ち数: 6,970 回
負け数: 6,900 回
引き分け数: 56 回
合計損益(率): 30,745,289 % 平均損益(率): 1.10 %
合計利益(率): 233,416,147 % 平均利益(率): 16.74 %
合計損失(率): -202,670,858 % 平均損失(率): -14.69 %
プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 1.152
平均保持日数: 13.19 日
以上が検証結果です。
2.まとめ ストップ安の翌日に逆張り買い戦略は有効?
検証結果を見てみると、勝率は50.25%、平均損益は1.10%です。勝率は5割を超え、平均損益もプラスとなっていることから、統計的には有効な戦略と言えます。
一見ストップ安となった銘柄を翌日に買うというのは、損しか生まないように感じますが、結果を見ると利益が出るのですね。
システムトレード的な観点から見ると、「ストップ安した銘柄を翌日に逆張り買い」は有効と言えるでしょう。なお、「ストップ高銘柄の有効性」についても検証していますので、もしよければ。こちらもご覧くださいね。
■追伸
正直、「ストップ安」銘柄がいくら有効だと分かってもなかなか翌日に買いにはいけないですよね。ただ、少なくとも「ストップ高」した銘柄を買うよりは、リスクが少ないということです。
これは、驚きではないでしょうか?
このように、ストップ安の銘柄を翌日に買うような一見危険と思われていることでも、思ったほどリスクが高くないことがあります。その逆に、魅力的に感じる投資法が、とてもリスクが高いこともしばしばです。
やはり、どのような投資法でも、それが本当に有効なのかは検証する必要がありますね。
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