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株の「窓明け」「窓埋め」とは

株の「窓明け」「窓埋め」は、主に日足チャートで現れる株価の動きです。

「窓明け」とは

「窓明け」とは、前日高値よりも高く寄り付いて始まること、もしくは前日安値よりも低く寄り付いて始まることを指します。

上昇方向の窓明けは「ギャップアップ」とも呼ばれ、下落方向の窓明けは「ギャップダウン」とも呼ばれます。

株,窓開け

「窓明け」は、大引け後に決算発表が行われるなどのニュースを受けて生じることが多くなっており、日本株の場合はアメリカ市場の結果を受けて相場全体が窓明けとなることもあります

 

「窓埋め」とは

「窓埋め」とは、窓明けで生じた窓(ギャップ)を埋めるように株価が動くことです。

大きく上に窓明け(ギャップアップ)した場合には、その後の調整によって窓明けした価格が埋まるように下落し、大きく下に窓明け(ギャップダウン)した場合には、その後の反発局面で窓明けした価格が埋まるように反発することを指します。

株,窓開け

3種類の「窓明け」とトレンドの関係を理解しておこう

窓明けは、トレンドの状態に応じて次の3つに分類されます。

  • ブレイク時の窓明け
  • トレンド継続時の窓明け
  • トレンド最終盤の窓明け

それぞれについて見ていきましょう。

ブレイク時の窓明け

株価が、横ばいのレンジ相場や下落トレンドをブレイクアウトして上昇トレンド入りする際に、つまりトレンド発生時の初期に、窓明けが生じることが多くなっています。

ブレイク時の窓明けの特徴は、大きな出来高の増加を伴って発生することが多い点です。

また、トレンド発生の初期となるブレイク時の窓明けが発生すると、トレンド発生方向に価格が一方的に動くことが多いため、窓明けが窓埋めで埋められることはほとんどありません

一般論では、ブレイク時の窓明け発生時の出来高の増加量が多ければ多いほど、そのギャップが埋められる可能性は少なくなります。

むしろ、ブレイク時の窓明けが窓埋めされてしまう場合には、トレンド発生が“だまし”である可能性が高くなります。

次の株価チャートは、新興銘柄の【7692】アースインフィニティの2022年8月の日足チャートとなります。

株,窓開け

日足チャートの右側では、大きな窓明けによる上昇とともに、出来高が増加していることが分かります。

 

トレンド継続時の窓明け

日足チャートで上昇トレンド(下降トレンド)が発生して、既に一定の方向に動いているときには、寄り付き価格が急に跳ぶような窓明けが発生することがあります。

トレンド継続時に発生する窓明けは、そのトレンドの強さを示すものとも言えます。

上昇トレンド継続時にはその銘柄の強さを示し、下降トレンド継続時にはその銘柄の弱さを示す動きです。

トレンド継続時に発生する窓明けは、その後トレンドが調整局面を迎えた際にはサポート(レジスタンンス)として機能することが多く、窓埋めされない場合が多々あります

そもそも、窓埋めとは、窓が開いた価格帯では誰も取引していないことを意味するため、上昇トレンドの場合には、その価格帯まで下落する前に押し目として買おうとする投資家が多くなるためです。

逆に、トレンド継続時に発生した窓明けが窓埋めされるような場合には、トレンド転換が疑われることから注意が必要です。

次の株価チャートは、新興銘柄の【7692】アースインフィニティの2022年8月の日足チャートの続きです。

株,窓開け

窓明けでブレイクアウトしてから上昇トレンドとなり、上昇トレンドの中盤以降には、多くの窓明けが発生していることが分かります。

また、トレンドの中間点で発生する窓明けは「Measuring Gap」とも呼ばれており、そのトレンドが始まった時点から窓明けまでの距離を測り、その距離を2倍にするなどしてトレンドの終着点を予測することに使われる場合もあります。

 

トレンド最終盤の窓明け

トレンドの最終盤にも、窓明けが出現して、価格が最後の一跳びすることも少なくありません。

ただ、トレンドの最終盤に出現する窓明けは、すぐに価格の勢いを失い、数日間の内にトレンドを転換して、すぐに窓埋めとなるケースが大半です。

トレンド最終盤の窓明けが出現して、すぐに窓埋めされると、トレンドの転換点が近いため注意が必要となります。

次の株価チャートは、新興銘柄の【7692】アースインフィニティの2022年8月の日足チャートの続きです。

株,窓開け

上昇トレンドの最終盤には、値付かずのストップ高が2回続きましたが、その後株価は反転して、窓明けのストップ高で開けた窓をすぐに埋めました。

トレンドの最終盤で窓明け→窓埋めとなると、トレンドの転換となることが多く、上昇トレンドは下落トレンドや横ばいとなることが多くなります。

上図のチャートの続きは次のようになっており、上昇トレンドから横ばいにトレンドが転換したことが分かります。

株,窓開け

窓明け時のトレード手法と注意点

窓明けが発生した場合のトレード手法には、次のようなものがあります。

  • トレンド初期の窓明けを狙う
  • トレンド継続時の窓明けから利益を出す
  • トレンド終盤の窓明けでトレンド転換に賭けて逆張りする

それぞれのトレード手法と注意点について押さえておきましょう。

トレンド初期の窓明けを狙う

トレンドが発生したかもしれない初期の窓明けでエントリーすれば、トレンド発生時には大きな利益を期待できます。

トレンド初期の窓明けを狙った手法は、典型的なトレンドフォロー(順張り)戦略として知られています。

ただし、この窓明けはだましとなることも多いため、低勝率高リターンのトレード手法となりがちであることには注意が必要です。

 

トレンド継続時の窓明けから利益を出す

既にトレンドが発生している銘柄で窓明けが出た場合に、そのトレンドの方向にエントリーする手法は、代表的なトレンドフォロー(順張り)戦略と言えます。

こちらのトレンドフォロー戦略は、トレンド初期の窓明けを狙う場合に比べると、取れる値幅は小さくなる一方で、勝率は高くなる点が特徴です。

ただ、トレンドの中盤だと期待してエントリーしたものの、実はトレンドの終盤でトレンドの転換に巻き込まれてしまうリスクについては注意が必要です。

 

トレンド終盤の窓明けでトレンド転換に賭けて逆張りする

トレンドの最終盤で窓明けが発生した場合には、トレンドの転換が近いと読んで、上昇トレンドなら空売り、下落トレンドなら反発期待の買いと、逆張りを仕掛けるトレーダーも少なくありません。

ただ、トレンドの終盤だと想定していた予測が外れて、トレンドがさらに継続した場合には、早めに損切りして撤退しないと大きな含み損となってしまうことには注意が必要です。

特に、強いトレンドの銘柄を空売りする場合には、急騰すると含み損が瞬く間に大きくなってしまうため、この戦略では資金管理と損切りの徹底は絶対に欠かせないものとなります。

 

まとめ

この記事では、株の「窓明け」「窓埋め」について解説してきました。

日本株の「窓明け(ギャップアップ、ギャップダウン)」は、決算発表やアメリカ市場の動きを受けて、日足チャートで発生するチャートパターンとなっており、トレンドとの関係が深くなっています。

窓明けは、トレンドの状態に応じて、トレンド発生時の「ブレイク時の窓明け」、トレンド中盤の「トレンド継続時の窓明け」、トレンド終盤の「トレンド最終盤の窓明け」の3つに分類されます。

窓明けを利用したトレード手法は、トレンドの状態を考慮することが必須となっており、それぞれにおいてエントリーや損切りのルールが異なってくることには注意が必要です。

 

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