こんにちは。
今回は、「勝率80%の高勝率逆張り戦略」についてご紹介したいと思います。
以前、「逆張り戦略とは?」という記事で、逆張り戦略の有効性についてご紹介しました。
その記事でご紹介した逆張り戦略は、勝率が「73.32%」という高勝率の検証結果となりました。
実は、今回ご紹介する「逆張り戦略」は、「73.32%」を上回る成績を出しています。
なんと、勝率は「約80%」の逆張り戦略です。
つまり、10回のトレードのうち8回は、勝ちトレードになったということです。
こんなに高勝率ならば、ぜひトレードに活用したいですね。
では、さっそく戦略について紹介します。戦略内容は以下の通りです。
目次
1.勝率80%逆張り戦略の有効性
ⅰ.ルール詳細(勝率80%逆張り戦略の有効性の検証)
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検証対象:全銘柄
検証期間:1990/03/01~2020/09/30
【買い条件】
・終値と5日移動平均線との乖離率が-10%以上離れる(条件式①) かつ
・終値と25日移動平均線との乖離率が-25%以上離れる(条件式②) かつ
・上記2つの条件を満たした銘柄が、その日に300銘柄以上
上記3つの条件を満たした銘柄が翌日に、成行買い
【売り条件】
・含み益が10%以上 もしくは、
・買い付けしてから20日以上経過
上記2つの条件のどちらかを満たした場合に、翌日成行売り
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以上が、「高勝率逆張り戦略」の内容です。
実は、以前に「逆張り戦略とは?」でご紹介したルールと、ほとんど変化はありません。
唯一異なる点は、
「上記2つの条件を満たした銘柄が、その日に300銘柄以上」
という条件が加わっただけです。
この条件を付け加えるだけで、「大きく株価が急落している銘柄が極端に多い」タイミングで買い付けできるようになります。
条件式①と②を満たす銘柄が300銘柄以上あるタイミングは、数年に一度あるかないかの暴落局面です。
リーマンショックや、東日本大震災のタイミングなどが、それに該当します。
こういった暴落局面で銘柄を買いつけすると、どのような投資成果が得られるのでしょうか?
検証結果は、以下の通りです。
ⅱ.検証結果(勝率80%逆張り戦略の有効性の検証)
【検証結果】高勝率逆張り戦略
出所:システムトレードの達人 達人モード「運用資産の推移」画面
■バックテスト結果■
勝率: 79.01% | |
勝ち数: 5,666 回 | |
負け数: 1,505 回 | |
引き分け数: 53 回 | |
合計損益(率): 60,777.27 % | 平均損益(率): 8.41 % |
合計利益(率): 88,4147.61 % | 平均利益(率): 15.56 % |
合計損失(率): -27,370.34 % | 平均損失(率): -18.19 % |
プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 3.221 | |
平均保持日数: 10.10 日 |
以上が、検証結果です。
2.まとめ 勝率80%逆張り戦略は有効か?
勝率は79.01%、平均損益は8.41%です。
勝率も約8割ととても高く、かつ 平均損益も8.4%と大きなプラスです。
もし、このルールに合致したタイミングら、ほぼほぼ利益となるイメージですね。
ぜひ、採用したい戦略と言えるでしょう!!
ただし、ひとつだけこのルールにも弱点があります。
それは、「ルールに合致するタイミングがほとんどない」という点です。
2000年から2014年までの検証で、このルールで取引されたのは、
「2009年 リーマンショック」
「2011年 東日本大震災」
の2回だけです。
それほど、めったにトレードされないルールなのです。
しかし、それでも、条件に合致した銘柄が発生した場合には、利益になりやすいことは確かです。
仮に、今後この戦略に合致するタイミングがきたら、ぜひ、この戦略でトレードすべきでしょう。
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