1月優待銘柄の直前買いは危険ではない!?

こんにちは、 今回は、「1月優待銘柄の直前買い」の 有効性について、検証していきたいと思います。

1月は、32銘柄の優待権利が確定します。 比較的他の月と比べて、優待銘柄数は少ないですね。 優待銘柄が少ないだけに、 人気の優待銘柄に買いが集中しやすくなります。

それゆえに、権利確定日の直前に買い付けしてしまうと、 不用意に高値掴みしてしまうリスクが高いでしょう。
そこで、今回は、 「1月優待銘柄を12月末に買い、権利確定日直前に売却したらどうなるか?」 について検証していきたいと思います。

では、さっそく検証していきましょう。

執筆者

田村 祐一
田村 祐一

フェアトレード株式会社所属。調査本部アナリスト。統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株主優待先回り買い等の「イベント投資」にも注力。


1.1月優待銘柄の直前買い戦略の有効性

ⅰ.ルール詳細(1月優待銘柄の直前買い戦略の有効性の検証)

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検証対象:1月優待銘柄(32銘柄)
     具体的な銘柄名については、以下のURLで確認できます。 http://info.finance.yahoo.co.jp/stockholder/list/?m=1

検証期間:1990/03/01~2014/11/30

1銘柄当たりの投資金額:20万円

【買い条件】 ・12月末に成行買い

【売り条件】 ・買い付け後20日経過(1月権利確定日直前)した翌日に成行売り

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上記のルールで過去のデータを用いて検証した結果は、以下の通りです。

ⅱ.検証結果(1月優待銘柄の直前買い戦略の有効性の検証)

【検証結果】1月優待銘柄の直前買い 1月 株主優待
勝率: 62.99 %
勝ち数: 291 回
負け数: 171 回
引き分け数: 22 回
平均損益(円): 3,393 円      平均損益(率): 1.70 %
平均利益(円): 12,817 円      平均利益(率): 6.41 %
平均損失(円): -12,209 円       平均損失(率): -6.10 %
合計損益(円): 1,642,075 円    合計損益(率): 821.07 %
合計利益(円): 3,729,758 円    合計利益(率): 1,864.95 %
合計損失(円): -2,087,683 円   合計損失(率): -1,043.88 %

プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 1.787

平均保持日数: 21.37 日

2.まとめ 1月優待銘柄の直前買いは有効か?

勝率62.9%で、平均損益1.7%と、 とても良好な成績であることが確認できます。
実は、過去のデータを基にした検証では、 「1月」と、先月ご紹介した「12月」だけは、 優待銘柄の直前買いはそれほど危険ではないのです。
これは、「1月はご祝儀買いが入りやすい」からでしょう。 例年1月の株式市場は株価上昇しやすく、 株主優待銘柄も例に漏れず上昇しやすいのでしょう。
今回の検証から、1月優待銘柄を12月末に買いつけする戦略は、 危険ではなく、逆に利益が出るという傾向が確認できました。
では、1月優待銘柄の中でも、直前買いで利益が出やすい銘柄と、 逆に損失を被りやすい銘柄について確認してみましょう。

事前に確認することは、得はあっても、損はないでしょう。

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1月 株主優待

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優待銘柄でも、直前買いしてもリスクが 低い銘柄とリスクが高い銘柄が存在します。
むやみに、「優待権利がほしい!!」という理由で、 買い付けすると痛い目にあうこともしばしばです。

ぜひ、上記の検証結果を参考にして、 1月優待銘柄に注目してみてはいかがでしょうか。 

<追伸>
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