こんにちは、 今日は「11月人気優待銘柄の先回り買い」について システムトレード的な観点から検証していきたいと思います。
優待銘柄は、権利確定日直前に個人投資家の買いが流入しやすく、権利確定日直前に買い付けを行うと、高値掴みしてしまうリスクがあります。
そのため、優待を目的に株を買い付けする場合には、少なくとも1ヶ月半以上前に買い付けすることで、高値掴みを回避することが出来ます。
そこで、「11月人気優待銘柄を9月末に買い、11月権利確定日直前に売却したらどうなるか?」について検証していきたいと思います。
目次
1.11月優待銘柄先回り投資法の有効性
では、さっそく検証条件を確認してみましょう。
ⅰ.ルール詳細(11月優待銘柄先回り投資法の有効性の検証)
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検証対象:11月人気優待銘柄(34銘柄)
具体的な銘柄名については、以下のURLで確認できます。 http://info.finance.yahoo.co.jp/stockholder/list/?m=11
検証期間:1990/03/01~2014/08/31
1銘柄当たりの投資金額:20万円
【買い条件】・9月末に成行買い
【売り条件】・買い付け後45日経過(11月権利確定日直前)した翌日に成行売り
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上記が、今回の検証条件です。
では、上記条件で検証した場合に、どのような検証結果になるでしょうか。
ⅱ.検証結果(11月優待銘柄先回り投資法の有効性の検証)
【検証結果】11月人気優待銘柄の先回り買い
以上が検証結果です。
成績が良い銘柄は、「壱番屋(7630)」 「大光(3160)」 「サムティ(3244)」 「スター・マイカ(3230)」 の4銘柄です。
これらの銘柄は、過去の傾向で見ると 勝率が高く利益が期待できそうです。
もし、これからイベント投資を実践されるならば、これらの銘柄に注目すると良いかもしれませんね。
一方で、成績が悪い銘柄は、「ユーシン(6985)」「イーサポートリンク(2493)」「キューピー(2809)」「銚子丸(3075)」 の上記4銘柄です。
上記4銘柄は、権利確定日の約2ヶ月前に買い付けしても、損失を被るリスクがあることが分かります。
2.まとめ
ちまたでは、優待先回り投資という、優待株を2~3か月前に買い、権利最終日直前に売却する投資法が騒がれています。
しかし、過去のデータで検証してみると、確かに成績が良好な銘柄はいくつかありますが、その一方で負ける可能性が高い銘柄も潜んでいました。
よって、むやみやたらと優待銘柄だからと先回り買いするのは危険といえそうです。
勝率が高く、平均損益もプラスの銘柄に着目することで、賢く優待を獲得できると言えるでしょう。
※この記事内容については、万全を期していますが、優待内容の変更や廃止等が廃止される可能性があります。その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありませんのでご注意くださいね。投資判断はご自身の責任でお願いします。
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