日本株

1年の中でも特に強い上昇傾向!! こんにちは、 今回は「3月の株式市場の傾向(東証1部編)」です。
「市場」によって、月ごとの傾向も違います。 大型株が上昇しやすい月があれば、 小型株が上昇しやすい傾向の月もあります。
単純に上場全銘柄を対象とした「月」の傾向をみるよりも、 細かく市場ごとに傾向を確認することで、より精度の高い検証ができます。
では、3月の東証1部銘柄にはどのような傾向があるのでしょうか。 さっそく検証に入っていきましょう!!

執筆者

田村 祐一
田村 祐一

フェアトレード株式会社所属。調査本部アナリスト。統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株主優待先回り買い等の「イベント投資」にも注力。


1.3月の東証1部銘柄の傾向検証

ⅰ.ルール詳細(3月東証1部の傾向)

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検証対象:東証1部銘柄

検証期間:1990年3月~2015年1月31日

1銘柄当たりの投資金額:20万円

買い条件 ・2月末の最終営業日の寄り付きで買い

売り条件 ・25日経過後の翌日営業日寄り付きで売り
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以上のルールで過去のデータを用いて検証した結果は、以下の通りです。

ⅱ.検証結果(3月東証1部の傾向)

■3月東証1部の検証結果

3月 株価出所:システムトレードの達人 達人モード「運用資産の推移」画面

■バックテスト結果■

勝率: 59.90 %
勝ち数: 14,461 回
負け数: 9,679 回
引き分け数: 346 回
平均損益(円): 5,482 円  平均損益(率): 2.74 %
平均利益(円): 18,801 円  平均利益(率): 9.40 %
平均損失(円): -14,220 円  平均損失(率): -7.11 %
合計損益(円): 134,238,960 円  合計損益(率): 67,120.57 %
合計利益(円): 271,877,742 円  合計利益(率): 135,942.32 %
合計損失(円): -137,638,782 円  合計損失(率): -68,821.75 %
PF: 1.975
平均保持日数: 27.28 日

2.まとめ 3月の東証1部銘柄の傾向は?

検証結果を見てみると、 勝率は約6割と高く、平均損益も2.7%と大きなプラスです。
2月の東証1部の傾向「勝率:49.76%、平均損益0.51%」と比較すると、 大きく成績が異なることが確認できます。
以上の点を考慮すると、 3月の東証1部銘柄は株価が上昇しやすい傾向があると言えるでしょう。
3月の東証1部は、1年の中でも特に上昇しやすい傾向があります。

ぜひ、3月の投資戦略を考えている方は、 「東証1部」銘柄に注目すると良いでしょう!! なお、上がりやすい3月東証1部ですが、 特に好調に推移している銘柄を確認してみましょう。 以下に、3月に例年好成績を残している銘柄をご紹介します。

■3月東証1部好成績銘柄

3月 株価 上記の銘柄は、東証1部で、特に3月に好成績を残している銘柄です。
今回は過去のデータで、 勝率が85%以上の銘柄を記載しています これらの結果は、あくまでも過去のデータですが、 1つの判断材料として把握することで、利益につなげることができるでしょう。 ぜひ、この検証結果を利用して頂き、 3月相場でトレードチャンスを掴んでいただければと思います。 

<追伸>
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