11月優待銘柄の直前買いは大損の可能性大!!

こんにちは、 今回は、「11月優待銘柄の直前買い」の有効性について、 システムトレードの観点から検証していきたいと思います。 11月は、34銘柄の優待権利が確定します。 11月は、他の月と比較して優待銘柄数が少ないことから、 優待獲得を目的とした投資家の買いが集中しやすいことが想定されます。 権利確定日の直前に買い付けしてしまうと、 不用意に高値掴みしてしまうリスクが高いと言えそうです。 そこで、今回は、 「11月優待銘柄を10月末に買い、権利確定日直前に売却したらどうなるか?」 について検証していきたいと思います。 では、さっそく検証していきましょう。

執筆者

田村 祐一
田村 祐一

フェアトレード株式会社所属。調査本部アナリスト。統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株主優待先回り買い等の「イベント投資」にも注力。


1.11月優待銘柄の直前買い戦略の有効性

ⅰ.ルール詳細(11月優待銘柄の直前買い戦略の有効性の検証)

=========================================== 検証対象:11月優待銘柄(34銘柄) 具体的な銘柄名については、以下のURLで確認できます。 http://info.finance.yahoo.co.jp/stockholder/list/?m=11 検証期間:1990/03/01~2014/08/31 1銘柄当たりの投資金額:20万円 【買い条件】 ・10月末に成行買い 【売り条件】 ・買い付け後20日経過(11月権利確定日直前)した翌日に成行売り =========================================== 上記のルールで過去のデータを用いて検証した結果は、以下の通りです。

ⅱ.検証結果(11月優待銘柄の直前買い戦略の有効性の検証)

【検証結果】11月優待銘柄の直前買い 11月 株主優待 勝率: 40.13 % 勝ち数: 183 回 負け数: 273 回 引き分け数: 14 回 平均損益(円): -3,037 円  平均損益(率): -1.52 % 平均利益(円): 12,725 円  平均利益(率): 6.36 % 平均損失(円): -13,758 円  平均損失(率): -6.88 % 合計損益(円): -1,427,428 円  合計損益(率): -713.73 % 合計利益(円): 2,328,640 円  合計利益(率): 1,164.36 % 合計損失(円): -3,756,068 円  合計損失(率): -1,878.10 % プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 0.620 平均保持日数: 21.63 日

2.まとめ 11月優待銘柄の直前買いは有効か?

損益の推移を見ただけでも、 優待銘柄の直前買いがいかに危険か確認できますね。 また、勝率や平均損益も悪く、 絶対に行ってはいけない投資法と言えるでしょう。 なお、この検証結果は、買い付けした11月優待銘柄を 権利確定日直前に売却した場合の検証結果です。 仮に、権利確定日後まで保有し続けた場合には、 さらに損失幅が広がるということです。 ちまたでは、「株主優待」が人気化していますが、 間違ったタイミングで投資をすると大やけどを負う危険が潜んでいます。 今(10月末時点)、11月優待銘柄を購入しようと考えている方は、 今一度考え直したほうが良さそうです。 今回の検証では、11月優待銘柄を10月末に買いつけする戦略は、 損失を被りやすい傾向が確認できました。 では、11月優待銘柄の中でも、特に高値掴みしてしまいやすい 銘柄について確認してみましょう。

【ランキング】11月高値掴み危険度ランキング

11月 株主優待銚子丸(3075)」 「キャンドゥ(2698)」 「壱番屋(7630)」 「キューピー(2809)」 等の人気優待銘柄も損失を被るリスクが高いようです。 お得な優待内容でも、買い付け時に高値掴みをしてしまっては本末転倒です。 優待がいざ自分の手元に到着しても、損をしていたら、その嬉しさは半減ですね。 ぜひ、あなたも注目している優待銘柄は、1ヶ月前などの直前に買うのではなく、 少なくとも2ヶ月以上前に先回りすると良いでしょう。

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