日本株

システムトレーダーは急激な上昇が苦手!?

こんにちは、 今回はいつもとは少し違うお話をしようと思います。
本日は、「システムトレード」を実践している人向けの記事です。

執筆者

田村 祐一
田村 祐一

フェアトレード株式会社所属。調査本部アナリスト。統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株主優待先回り買い等の「イベント投資」にも注力。


日銀の追加金融緩和決定によって、 2014年10月31日以降、日本株市場は大きく上昇しています。
多くの投資家が、保有銘柄の含み益の拡大や、 損失幅の縮小といった恩恵を受けているかと思います。

ただし、この「多くの投資家」には、 「システムトレーダー」は含まれていないでしょう。
おそらく、大半のシステムトレーダーは、 10月末の時点で保有銘柄がほとんどなかったでしょう。
そして、保有銘柄がないことから、 今回の急騰を指をくわえて見ているだけではないでしょうか。
このような状況下では、いくらシステム通りに運用する システムトレーダーでも、「裁量トレーダー」が羨ましく感じるかもしれません。

ここで、絶対にやってはいけないことがあります。 それは、「システムを捨て、裁量トレードに走ること」です。
日経平均株価は、直近4営業日で約10%上昇しています。 この勢いは、数年間のチャートでみても、 ほとんど見られない勢いです。

ここで、焦って裁量に走る行為は、 システムトレーダーとしては、失格です。
あなたが、本当にシステムトレーダーになりたいならば、 この急騰後の利益確定売りのタイミングを狙うはずです。
相場は、一方向に上昇し続けることは、ありません。 上昇局面でも、必ず一時的な調整はあります。 私たちシステムトレーダーは、そこを狙うのです。

システムトレーダーが得意とする戦略は、 「逆張り」や「押し目買い」戦略です。 これらの戦略に該当する銘柄が現れるまで、 じっと待つのみです。
今回の日本株市場の急騰は、 システムトレーダーとしての真価を問われるときです。
乗り遅れているという焦りを今回克服できれば、 あなたはシステムトレードをどのような相場でも 実践できる上級者になることができるでしょう。

今はどのシステムトレーダーも苦しいはずです。 一緒に乗り切って、その後のチャンスをつかみましょう!!

<追伸>
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