■6月相場は上がる?下がる?(6月アノマリー)

6月相場は、3月決算企業の通期決算発表が一巡します。

軟調に推移した5月相場から一転して、上昇に転じやすい月と言われています。

そこで今回は、6月相場がどのような傾向があるのかを、
過去の株価データから統計的に検証してみました。

執筆者

田村 祐一
田村 祐一

フェアトレード株式会社所属。調査本部アナリスト。統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株主優待先回り買い等の「イベント投資」にも注力。



1.6月相場の傾向検証

ⅰ.ルール詳細(6月相場の傾向)

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検証対象:東証1部銘柄

検証期間:1990年3月~2014年5月20日

1銘柄当たりの投資金額:20万円

買い条件

・5月末の最終営業日の寄り付きで買い

売り条件

・25日経過後の翌日営業日寄り付きで売り

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6月相場の傾向を調べるために、5月末に東証1部全銘柄を購入し、
25日経過後に売却した場合について検証を行いました。

仮に、勝率が50%以上で、損益がプラスならば、
6月は株価が上がりやすい月と言えます。

逆に、勝率が50%以下で、損益もマイナスであるならば、
6月は株価が下落しやすい月と言えるでしょう。

以上のルールで過去のデータを用いて検証した結果は、以下の通りです。

ⅱ.検証結果(6月相場の傾向)

■株式市場の傾向(6月)の検証結果

■バックテスト結果■

勝率: 49.20 %
勝ち数: 16,370 回
負け数: 16,904 回
引き分け数: 668 回
平均損益(円): 849 円  平均損益(率): 0.42 %
平均利益(円): 14,891 円  平均利益(率): 7.45 %
平均損失(円): -12,715 円  平均損失(率): -6.36 %
合計損益(円): 28,826,876 円  合計損益(率): 14,413.33 %
合計利益(円): 243,758,412 円  合計利益(率): 121,883.15 %
合計損失(円): -214,931,536 円  合計損失(率): -107,469.82 %
プロフィットファクター(総利益÷総損失): 1.134
平均保持日数: 27.27 日

以上が 、6月相場(東証1部)の検証結果です。

2.まとめ 6月の相場の傾向は?

検証結果を確認すると、勝率は49.2%、平均損益は0.42%です。

勝率は5割を若干下回っていますが、平均損益はプラスです。

よって、6月はそこまで上昇傾向は強くないものの、
上昇する傾向があると言えるでしょう。

<追伸>
コロナショックで相場が大きく動いている最中ですので、今の株価動向が気になる方も多いかと思います。
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