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株チャートの節目とは?その意味を解説
株式投資の情報収集や取引を行う際、「節目」という言葉を耳にすることが頻繁にあるでしょう。
重要な役割を担っているように思われますが、初心者のうちはその意味を正しく理解できていないことも少なくありません。
そんな時は、シンプルに「株価の動きが変わりそうな価格帯」と認識しておけば問題ありません。
一般的には50円、500円、1,000円といったキリの良い株価(通称:キリ番)が節目にあたり、多くの投資家が意識しやすい価格帯です。
特に重視したいのは、900円台から1,000円台のように桁が変わる節目です。
この場合、大台に乗ってからさらに勢いが加速するケースが多く見られますが、反対に押し返されて下落基調が強まる可能性もあります。
また、「直近の安値・高値」「板情報で頻繁に跳ね返される価格」「決算発表や材料で大きく動いたローソク足の水準」なども節目と呼ばれることがあります。最初はキリ番だけを意識し、徐々に他の価格帯も節目として捉えられるように考察を深めていきましょう。
着目すべき売買ポイント
節目とは、過去に株価の上昇や下落がせき止められた水準でもあります。
そうした背景から、チャートが節目まで上昇すると、その銘柄を保有していた投資家からの売りが出やすくなる一方、もし「上抜ければ」安心感から買いが強まる傾向にあります。
そして、株価が節目まで下落した場合はさらに注意が必要です。「反発して上昇するかもしれない」という思惑から、新規の買いが大量に入る可能性もあります。
以上のことから、節目を利用した投資においては、売買のタイミングを見極めることよりも、「節目がどこにあるか」をあらかじめ把握しておくことが重要といえるでしょう。
株価が上昇して節目を超えるのか、それとも下落して節目を割り込むのか、といった状況から、売り買いどちらにエネルギーが集中するのかを判断しなければなりません。
ただし、節目を理解する上では、何らかのアクションが発生した後も引き続き意識しておくべきです。例えば、これまで上値を抑えていた節目を突破すると、その抑制する性質から今度は下値を支える機能に変わるため、そういった認識の切り替えも大切なスキルとなります。
株価チャートの売買サインに注目
株価チャートの形には、売買サインとして活用できるものがあります。
相場の習性として、何らかの理由で下落した銘柄は必ずどこかで上昇に転じますが、再度安値を更新するケースも少なくありません。
そして、その後に節目を目前に見据えている時こそ絶好の売買チャンスであり、銘柄の動向を見極める判断材料ともいえるでしょう。
上昇のサイン
下落相場で前回の安値付近を起点に勢いが止まり、再度上昇に向かって直近高値を上抜いた場合は、株価チャートにWの形が現れていることを確認しましょう。
下図のような、いわゆるダブルボトム(二番底)が完成していて、なおかつ節目にタッチしていれば本格的な上昇となる確率が高いからです。
また、下落の谷が3つできるパターンをトリプルボトム(三番底)と呼んでおり、さらに強い根拠として活用されています。
下落のサイン
下落サインの目安としては、節目を背にしたダブルトップ(二点天井)とトリプルトップ(三点天井)が挙げられるでしょう。
株価の上昇局面において、高値付近(節目だとなお良し)で2つの山を形成しつつ高止まりするとダブルトップ、もう1つ増えればさらに強力な根拠となるトリプルトップの完成です。
これらのチャートパターンは多くの投資家がエントリーの判断材料としているため、株価にも大きな影響を及ぼします。
節目で注意すること
株式相場の節目は有効なエントリー根拠に活用できますが、当然注意すべきポイントも存在します。
まずは、過信することによる損失リスクです。
2つの山を形成し、なおかつ節目を背にしているからといって、必ずしも下落相場に転じるとは限りません。
たとえ様々な条件が揃っていても、タイミング悪く業績上方修正などの情報がリリースされれば、当然それ以上に高騰する可能性はあるでしょう。
また、節目を起点に強い上昇を見せていたとしても、ある程度時間が経ってしまえば当然下落に転じるケースもあります。
その場合に「まだ伸びるかもしれない」という甘い認識を持ってしまえば、高値掴みになって大きな損失を被ることもあるのです。
したがって、株式投資初心者の場合は、一旦踏みとどまって経過を観察するのが重要といえるでしょう。
節目をチャンスに変える方法
先ほどは節目の注意点について触れましたが、もちろんあるポイントを押さえれば大きなチャンスに変えることも可能です。
それは、「節目を抜けた後のプライスアクション」であり、抵抗線でもある節目を抜けると相場全体でさらに株価を伸ばそうというエネルギーが働くため、利益が伸ばしやすい局面となります。
しかし、そういった思惑はほぼ全ての投資家が持っていることから、大量の資金を保有する機関投資家等は、あえて反発させるような注文を入れて、相場心理を逆手に取るケースもあるのです。
参考までに、そういった攻防を観察していると相場の裏側に潜む勢力がよく理解できるため、エントリーせずとも勉強の一環として節目を見つけてみると良いでしょう。
また、もし注文を入れる際は一旦踏み止まって「きちんと節目を抜けるかどうか」を確認するようにしてください。
もし焦ってエントリーすれば逆方向に値が動いた際に損失が発生してしまうため、流れを見極めるような冷静さはいつでも必要です。
節目を利用して株価が進む
株式投資は機関投資家の戦略に騙されないことも重要であり、その点において節目は頻繁に利用される要素ともいえます。
すなわち、絶好のエントリーチャンスである反面、あえて個人投資家の注文をかき集めているタイミングでもあるのです。
そして、節目付近で反発している時はそういった相場全体の思惑を考察して、うまくポジションを持たなければならず、投資家達はそういった心理戦を日々繰り返しています。
したがって、株価は節目を利用して変動している、ということを初心者は理解するようにしてください。
まとめ
本記事では、株式投資の節目について解説してきました。
株価が節目に差し掛かると、売り買い問わず様々な思惑が交錯し、機関投資家によってあえて注文を誘われているケースもあります。
しかし、今回解説した通り、冷静に観察するスタンスとチャートパターンさえ身につけておけば、最大限効率的なエントリーが可能です。
初心者はあまり過信し過ぎず、少しでも利益が得られるようなトレードに役立てていきましょう。
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