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「急騰した銘柄は追いかけるな、急落した銘柄こそ拾え」――古くからの格言です。一方で「上昇トレンドに乗れ」という正反対の教えも広く信じられています。どちらが正しいのか、実データで決着をつけます。

本記事では東証全銘柄・2022年10月3日〜2026年7月31日の日足から、5営業日の変動率(当日終値 ÷ 5営業日前終値 – 1)を9帯に分類し、その後のリターンを3,972,443サンプル全数で集計しました。銘柄も局面も選ばず、該当する全営業日を数え上げた結果です。

結論から申し上げます。5日で-20〜-30%下落した銘柄は20営業日後が平均+7.891%・勝率61.6%と全帯で最良。反対に+30%以上急騰した銘柄は20営業日後が平均-1.976%・中央値-5.351%・勝率38.1%と唯一マイナス圏に沈みました。全サンプル平均は+1.258%ですから、急落帯はその約6.3倍、急騰帯は市場平均以下です。

もう一つの発見が「平均と中央値の乖離」。極端に振れた帯は平均だけ見ると魅力的ですが、中央値と勝率を並べた瞬間に景色が一変します。この落とし穴も含めて見ていきます。

執筆者

西村剛
西村剛

フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。システムトレードを使った定量分析と、これまでファンドマネジャーとして培ったファンダメンタルズ分析を融合した新しい視点で株式市場を分析し、初心者でもわかりやすい言葉を使った解説に定評がある。

システムトレード

1.検証ルール

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検証対象:東証全銘柄 4,816銘柄(データ不足の13銘柄を除く)
検証期間:2022年10月3日〜2026年7月31日
サンプル数:3,972,443件(全銘柄×全営業日の全数検証)

【5日変動率の定義】

  • 5日変動率 = 当日終値 ÷ 5営業日前の終値 – 1(%)
  • 終値がプラスかつ出来高のある営業日のみ対象。株価は分割・併合を調整した修正株価を使用
  • 分類は9帯:-30%以下/-30〜-20%/-20〜-10%/-10〜-5%/-5〜+5%/+5〜+10%/+10〜+20%/+20〜+30%/+30%以上

【計測するリターン】

  • 翌日ON = 翌日始値 ÷ 当日終値 – 1(大引け買い→翌日寄付き売り)
  • 翌日CC = 翌日終値 ÷ 当日終値 – 1(大引け買い→翌日大引け売り)
  • 5営業日後・20営業日後 = それぞれの終値 ÷ 当日終値 – 1
  • 各帯で平均・中央値・勝率(プラスで終わった割合)・件数を算出

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中央値を併記したのは、株式リターンの分布が右に大きく歪んでいるためです。ごく一部の大化け銘柄が平均を押し上げ、「平均はプラスなのに実際は半分以上負ける」現象が頻繁に起こります。

2.検証結果

(1) 5日変動率の帯別 その後のリターン

5日変動率の極端値別 その後の平均リターン

※画像はクリックすると拡大してご覧いただけます

左から右へ暴落銘柄から暴騰銘柄までを並べたグラフで、左端が高く右端が低い右肩下がりの構造が浮かび上がりました。最も高い山は-30〜-20%帯で、5営業日後+5.280%・20営業日後+7.891%。次いで-30%以下帯が+5.577%・+7.587%と続きます。全サンプル平均は5営業日後+0.325%・20営業日後+1.258%ですから、急落帯は市場平均の数倍です。

対照的に+30%以上帯は5営業日後-0.456%・20営業日後-1.976%と9帯で唯一マイナス。+20〜+30%帯も20営業日後+1.045%と、横ばい帯(+1.167%)並みでした。5日で3割上がった銘柄を買うと、平均的には1か月かけて資金が目減りする計算です。

(2) 帯別の勝率と「平均と中央値の乖離」

5日変動率の帯別 勝率と平均・中央値の比較

※画像はクリックすると拡大してご覧いただけます

左のグラフは勝率です。翌日CC勝率は-30〜-20%帯の59.4%を頂点に右へ行くほど単調に低下し、+30%以上帯では40.9%まで落ちます。5営業日後勝率も-30〜-20%帯が63.1%と唯一6割を超え、+30%以上帯は39.5%。20営業日後も61.6%対38.1%と20ポイント以上の差です。

右のグラフが本記事の核心、20営業日後の平均(オレンジ)と中央値(紫)の比較です。-30〜-20%帯は平均+7.891%に対し中央値+5.924%と乖離が小さく、多数派が実際に上がっていることが分かります。ところが-30%以下帯は平均+7.587%に対し中央値+1.742%。一部の大リバウンドが平均を押し上げているだけで、真ん中の銘柄は戻っていません。

さらに極端なのが+30%以上帯です。翌日CCは平均+0.445%とプラスなのに、中央値-0.626%・勝率40.9%。「10回中6回は負けるが、たまの大当たりで平均がプラスになる」宝くじ型の分布です。翌日オーバーナイト(ON)も同様で、急落帯+1.853%・急騰帯+1.653%と両端でともに大きくプラスですが、急騰帯のON勝率は46.9%と5割を切っています。

(3) 完全データ表

まず翌日リターンです。

5日変動率件数構成比翌日ON平均ON勝率翌日CC平均CC中央値CC勝率
-30%以下2,5030.1%+1.853%54.3%+2.378%+0.218%50.7%
-30〜-20%10,8080.3%+1.577%55.8%+2.387%+1.360%59.4%
-20〜-10%76,2171.9%+0.226%47.7%+0.296%+0.144%51.1%
-10〜-5%248,7236.3%+0.051%45.6%+0.039%+0.000%49.5%
-5〜+5%3,246,38981.7%+0.083%45.6%+0.056%+0.000%48.0%
+5〜+10%270,1646.8%+0.111%47.2%-0.005%-0.089%45.7%
+10〜+20%88,9292.2%+0.213%47.0%+0.039%-0.246%44.7%
+20〜+30%16,7420.4%+0.739%47.6%+0.324%-0.382%44.2%
+30%以上11,9680.3%+1.653%46.9%+0.445%-0.626%40.9%

次に5営業日後・20営業日後の中期リターンです(20営業日後は期間末尾の分だけ件数が減ります)。

5日変動率5日後平均5日後中央値5日勝率20日後平均20日後中央値20日勝率20日後件数
-30%以下+5.577%+1.667%54.6%+7.587%+1.742%52.4%2,334
-30〜-20%+5.280%+4.025%63.1%+7.891%+5.924%61.6%10,481
-20〜-10%+1.678%+1.080%56.4%+3.328%+2.050%57.1%74,395
-10〜-5%+0.382%+0.293%52.1%+1.819%+0.824%53.7%244,037
-5〜+5%+0.272%+0.129%51.4%+1.167%+0.486%53.6%3,171,467
+5〜+10%+0.245%-0.144%47.7%+1.092%-0.101%49.1%263,208
+10〜+20%+0.464%-0.350%46.7%+1.216%-0.766%46.8%87,088
+20〜+30%+0.780%-0.773%45.0%+1.045%-2.140%43.6%16,496
+30%以上-0.456%-2.059%39.5%-1.976%-5.351%38.1%11,779

9帯を合算した全サンプル平均は、翌日ON+0.101%(勝率45.8%)、翌日CC+0.065%(勝率47.9%)、5営業日後+0.325%(勝率51.1%)、20営業日後+1.258%(勝率53.1%)。これが各帯の優劣を測る基準線です。

構成比は横ばい帯が81.7%、マイナス側8.5%・プラス側9.8%。-20%以下の暴落は0.34%、+20%以上の暴騰は0.72%と稀ですが、実数では-30〜-20%帯が10,808件(月平均約235件)、+30%以上帯が11,968件(月平均約260件)と十分な機会量です。

3.なぜ急落は戻り、急騰は失速するのか

右肩下がりの構造は、偶然ではなく市場のメカニズムから説明できます。

  1. 投げ売りの一巡と需給の反転:5日で2〜3割下げる局面では、信用取引の追証などによる強制的な売りが集中します。この「価格を無視した売り」が出尽くすと需給は一気に軽くなる。-30〜-20%帯の5営業日後勝率63.1%・中央値+4.025%は、多数派がしっかり戻した証拠です。
  2. 急騰は材料の織り込みが完了した状態:5日で+30%動くには強い材料が必要ですが、それが知れ渡った時点で株価には織り込み済み。買い手が枯れる一方、利益確定売りが待ち構えます。+30%以上帯の20営業日後中央値-5.351%は、この材料出尽くしの平均像です。
  3. 短期の平均回帰:極端に振れた株価は元の水準へ引き戻される傾向があります。翌日CC勝率が59.4%から40.9%まで帯を追ってきれいに低下する単調性こそ、平均回帰が働いている何よりの証拠です。
  4. 下げすぎには「戻らない理由」も混じる:-30%以下帯の5営業日後は平均と中央値の乖離が3.91ポイント。-30〜-20%帯の1.25ポイントとは対照的です。3割超の暴落は業績の急激な悪化など「戻らない本質的な理由」を含む確率が高く、再現性が落ちると解釈できます。
  5. 荒い値動きが翌朝のギャップを生む:翌日ONが両端でプラスなのは、値幅の荒い銘柄が夜間のニュースや海外市場の影響を受けやすいためです。ただし急騰帯のON勝率は46.9%で、「勝つ確率」ではなく「たまの大勝ち」が平均を作っています
  6. 分布の歪みが認識を狂わせる:+30%以上帯の翌日CCは平均と中央値の間に1.07ポイントの開き。急騰株の値動きは記憶に残りやすいものですが、実測の勝率は40.9%。印象と確率の乖離が、急騰株を追いたくなる罠を生みます。

4.データが示す正解戦略

実測値を売買判断に落とし込みます。

  • 本命は「5日で-20〜-30%下落」:5営業日後+5.280%(中央値+4.025%・勝率63.1%)、20営業日後+7.891%(中央値+5.924%・勝率61.6%)。平均・中央値・勝率が揃った唯一の帯です。
  • 次点は「-20〜-10%」帯:20営業日後+3.328%(中央値+2.050%・勝率57.1%)。全体平均+1.258%を上回り、76,217件と機会が豊富で実運用の主戦場になります。
  • 「-30%以下」の暴落帯は慎重に:平均は高く見えても5営業日後の中央値+1.667%、20営業日後も+1.742%止まり。翌日CC勝率50.7%はほぼコイン投げです。
  • 「+10%以上の急騰」への追撃買いは分が悪い:20営業日後中央値は-0.766%→-2.140%→-5.351%と上がるほど悪化。勝率も46.8%→43.6%→38.1%と一直線に低下します。
  • 保有は5日より20日が有利:-30〜-20%帯は中央値が+4.025%→+5.924%へ拡大。急落からの回復には時間が必要ということです。
  • 横ばい帯に妙味はない:-5〜+5%帯は20営業日後+1.167%・勝率53.6%で市場平均そのもの。全体の81.7%を占めるこの帯を除くと、エッジは両端にしかありません

整理すると「5日で1〜3割下げた銘柄を拾い、20営業日かけて戻りを取る。1割以上上げた銘柄は追わない」というシンプルな逆張り設計です。20営業日後の中央値で見た両端の差11.28ポイントが、本検証で得られた最大のエッジです。

5.実践活用――急落リバウンド戦略の具体的フロー

(1) 毎日のスクリーニングと下落理由の確認

  • 大引け後に変動率を算出し、-10%〜-30%の銘柄をリストアップ。-30%を下回るものは別枠にします
  • 出来高ゼロの日を含む銘柄や売買が薄い銘柄は除外します
  • 相場全体に巻き込まれただけか:地合い要因なら、需給の回復とともに戻りやすいパターンです
  • 個別要因か:決算の下方修正や不祥事が理由なら、戻らないまま低迷する可能性があります。適時開示や決算資料で「なぜ下げたのか」を一次情報で押さえてからエントリーしてください

(2) エントリーとイグジット

  • エントリー:条件に合致した日の大引け、または翌日寄付き。-30〜-20%帯は翌日ONが+1.577%あるため、寄付き買いはやや不利です
  • イグジット案A(短期):5営業日後の大引け。期待値+5.280%・中央値+4.025%
  • イグジット案B(中期):20営業日後の大引け。期待値+7.891%・中央値+5.924%と案Aを上回ります
  • ロスカットと分散:急落帯でも約4割は負けます。撤退水準を事前に決め、資金を分散します

(3) 急騰銘柄を保有している場合

  • 保有株が5日で+20%以上に伸びたら、20営業日後中央値-2.140%・-5.351%という統計圏に入ります
  • +30%以上帯は翌日ON+1.653%に対しCC平均が+0.445%まで縮みます。寄付きが高く、そこから売られる「寄り天」の形が多い証拠で、利益確定を考えるなら寄付き付近は一つの選択肢です
  • 持ち続けるのは勝率38.1%の賭けと同義。一部利確でリスクを落とす発想も必要です

(4) 他の条件との組み合わせ

5日変動率は単独でも差を生みますが、出来高の急増度合いや時価総額などと重ねれば精度は上がります。ただし条件を増やすほど件数は減るため、月に何件出るか確認してからルールを固めてください。

6.注意点とリスク

  • 平均と中央値の乖離=宝くじ型の危険:本検証で最も注意すべき点です。+30%以上帯の翌日CCは平均+0.445%なのに中央値-0.626%・勝率40.9%。平均だけを根拠に売買すると、6割の取引で負けながら稀な大当たりを待つ形になります。-30%以下帯も乖離が大きく、体感成績は平均を下回ると考えてください
  • 手数料とスリッページで実リターンは目減りする:本検証は終値・始値の理論値で計算しており、売買手数料やスプレッド、板の薄い銘柄での滑りは考慮していません。期待値が1%未満の帯は、コスト差引後に優位性が消える水準です
  • 急落銘柄には「戻らない銘柄」が必ず混ざる:業績悪化や不祥事による下落は、リバウンドせず低迷することがあります。個別で大きな損失を被る可能性は残ります
  • 流動性リスク:急落・急騰銘柄は値幅制限に張り付くことがあり、検証上の終値で約定できる前提が崩れやすくなります
  • 相場環境への依存:全サンプルの20営業日後平均が+1.258%である通り、検証期間には上昇基調の追い風が含まれます。下落相場では急落銘柄がさらに下げ続けることもあり得ます
  • 勝率6割は「4割は負ける」という意味:最良の-30〜-20%帯でも5営業日後勝率63.1%。集中投資は避けるべきです。なお-20%や+30%という帯の区切り自体も便宜的なもので、境界付近を機械的に切り捨てる運用は適切ではありません
  • 過去の傾向であり、将来を保証するものではありません:本記事の数値は過去約3年10か月の実測結果です。市場構造は変化するため同じ傾向が続く保証はなく、投資判断はご自身の責任でお願いいたします

7.よくある質問(FAQ)

Q. 5日変動率はどうやって計算しますか?

A. (当日終値 ÷ 5営業日前の終値 – 1)× 100で計算します。当日終値800円、5営業日前1,000円なら-20%です。表計算ソフトやスクリーニング機能で算出でき、特別なツールは不要です。

Q. 結局「急騰は追うな、急落は拾え」は正しかったのですか?

A. データ上はおおむね正しいと言えます。5日で-20〜-30%下落した銘柄の20営業日後は平均+7.891%・勝率61.6%、+30%以上急騰した銘柄は平均-1.976%・勝率38.1%でした。ただし下げるほど良いわけではありません

Q. 急落銘柄はどこまで下がったものを狙うのが良いですか?

A. 実測では-20〜-30%帯が最良で、5営業日後の中央値+4.025%・勝率63.1%と中央値も高い水準にあります。-30%以下帯は中央値が+1.667%まで落ち、翌日CC勝率も50.7%とほぼ五分五分です。

Q. 平均がプラスなのに勝率が50%未満になるのはなぜですか?

A. リターン分布が右に大きく歪んでいるためです。損失は最大でも投資額までですが、利益は理論上何倍にもなります。そのためごく一部の大幅上昇が平均を押し上げ、多数派の小さなマイナスを覆い隠します。実例として+30%以上帯の翌日CCは平均+0.445%・中央値-0.626%・勝率40.9%です。

Q. 翌日の寄付きだけを狙うオーバーナイト戦略は有効ですか?

A. 平均では全9帯がプラスで、-30%以下帯+1.853%、+30%以上帯+1.653%と極端帯で大きくなります。ただし勝率は54.3%と46.9%。取引回数が増えるぶん手数料とスリッページの影響も大きい点に注意してください。

Q. 保有期間は5営業日と20営業日のどちらが良いですか?

A. 急落帯を狙うなら20営業日が優位でした。-30〜-20%帯は平均+5.280%→+7.891%、中央値+4.025%→+5.924%と伸びます。急落からの需給回復には時間がかかるということです。

Q. この結果はどんな相場でも当てはまりますか?

A. 当てはまるとは限りません。全サンプル平均が20営業日後+1.258%と、検証期間には上昇基調の追い風が含まれます。相場全体が下落する局面では、急落銘柄がさらに下げ続けることも十分あり得ます。あくまで過去の傾向として捉えてください。

8.まとめ

東証全銘柄3,972,443サンプルで5日変動率の極端値別リターンを全数検証しました。重要なポイントは5つです。

  1. 5日で-20〜-30%下落した銘柄が最良の期待値:5営業日後+5.280%(勝率63.1%)、20営業日後+7.891%(勝率61.6%)。平均・中央値・勝率がすべて揃った唯一の帯でした。
  2. 5日で+30%以上急騰した銘柄は9帯で唯一マイナス:20営業日後は平均-1.976%・中央値-5.351%・勝率38.1%。追撃は統計的に不利な賭けです。
  3. 翌日CC勝率は帯を追って単調に低下:59.4%から40.9%まで一直線。短期の平均回帰が働いている証拠です。
  4. 下げすぎ(-30%以下)は例外:5営業日後は平均+5.577%に対し中央値+1.667%と乖離が大きく、再現性は-20〜-30%帯に劣ります。
  5. 平均ではなく中央値と勝率で判断する:+30%以上帯の翌日CCは平均+0.445%でも中央値-0.626%・勝率40.9%。平均頼みの戦略は宝くじに近づきます。

「急騰は追いかけるな、急落は拾え」はデータ上おおむね支持されました。ただし価値があるのはその先の細部です。下落率が深すぎる銘柄は再現性が落ち、平均値の裏側には中央値マイナスという現実が隠れている――ここまで踏み込んで初めて、統計は使える道具になります。次に値動きの激しい銘柄を見つけたら、まず「この5営業日で何%動いたのか」を確認してみてください。

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「株システムトレードの教科書」の記事は、機関投資家出身・証券アナリスト検定会員の西村剛が、統計データ・システムトレード・ファンダメンタルズを融合して解説しています。
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