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今回は、9月に株価が上昇しやすい日経225銘柄について システムトレードの観点から検証していきたいと思います。 日本株全体や、業種・個別銘柄には、 月によって上がりやすい月と、下がりやすい月があります。
過去のデータを基にその傾向を読み解くことで、 各月の投資戦略を考える上で、ひとつの参考材料になることでしょう。 そこで、今回は日経平均採用銘柄(225銘柄)の中で、 9月に上がりやすい傾向がある銘柄を5銘柄紹介したいと思います。

株価が上がりやすい5銘柄を紹介する前に、 9月の日経平均225銘柄全体の傾向について検証してみましょう。

執筆者

田村 祐一
田村 祐一

フェアトレード株式会社所属。調査本部アナリスト。統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株主優待先回り買い等の「イベント投資」にも注力。


1.9月の日経225銘柄の傾向検証

8月末に日経平均採用銘柄(225銘柄)を購入し、 9月末に売却した場合の成績は以下の通りです。

■検証結果

9月 株価 勝率: 42.68 %
勝ち数: 2,039 回
負け数: 2,738 回
引き分け数: 79 回
平均損益(円): -2,628 円  平均損益(率): -1.31 %
平均利益(円): 14,057 円  平均利益(率): 7.03 %
平均損失(円): -15,128 円  平均損失(率): -7.56 %
合計損益(円): -12,760,130 円  合計損益(率): -6,380.23 %
合計利益(円): 28,661,250 円  合計利益(率): 14,331.11 %
合計損失(円): -41,421,380 円  合計損失(率): -20,711.34 %

プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 0.692
平均保持日数: 27.36 日

2.まとめ 9月の日経225銘柄の傾向は?

以上が、日経平均採用銘柄全体の9月の傾向です。 勝率が5割を切り、平均損益もマイナスです。
よって、9月の日経平均株価は下がりやすい傾向があると言えるでしょう。 では、次に下がりやすい8月の中で、好成績を残す期待が持てる 日経平均採用銘柄をご紹介したいと思います。

■9月日経225好成績銘柄

以下が、好成績期待の銘柄です。 9月 株価
上記が、ランキング上位の銘柄です。
この銘柄の中で、興味深いのは、 「8630 NKSJホールディングス」 「8750 第一生命保険」 「8766 東京海上ホールディングス」 「8725 MS&ADインシュアランス」 の4銘柄です。 この4銘柄は、「保険関連銘柄」です。
ここまではっきりと傾向が出ているということは、 9月は「保険関連銘柄」が上がりやすいと言えそうですね。
実は、「保険関連銘柄」は、 7月・8月の株価は軟調に推移しやすい傾向があります。 9月は、7月8月の売りが一巡し、 買戻しが入りやすい傾向があると言えるでしょう。

この結果は、あくまでも過去のデータによる検証結果です。 将来を保証するものではありませんので、ご注意くださいね。 ただし、この傾向を、投資の判断材料のひとつとして 持っているか持っていないかでは、その後の投資成果は異なることでしょう。 9月は、個人投資家にとって苦しい展開であることが想定されます。 だからこそ、少しでも有利にトレードできるように 判断材料を集める必要があるでしょう。


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「株システムトレードの教科書」の記事は、機関投資家出身・証券アナリスト検定会員の西村剛が、統計データ・システムトレード・ファンダメンタルズを融合して解説しています。
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