日本株
無料レポート 直近25年分の統計データで分かる「株の買い時・売り時」
無料で受け取る →

今回は、「8月の株式市場の傾向(新興市場編)」をご紹介します。 株式市場は、月によって上がりやすい月と下がりやすい月があります。 この傾向は毎月必ずそうなるとは言えませんが、 株式投資を行う上で、その傾向を把握しておくことは重要でしょう。 前回は、「8月の東証プライムの傾向」について検証しました。 実は、同じ月でも市場によって、傾向が異なることがあります。 そこで、「8月の新興市場は上がるか、下がるか」について検証していきます。 一般的に、8月は「夏枯れ相場」と呼ばれ、下がりやすい傾向があります。 個人投資家・機関投資家問わず、夏季休暇によって参加者が少なることで、 売り優勢になりやすことが要因と言われています。 はたして、この一般論が本当に正しいかについて検証してみましょう!!

執筆者

田村 祐一
田村 祐一

フェアトレード株式会社所属。調査本部アナリスト。統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株主優待先回り買い等の「イベント投資」にも注力。


1.8月の新興市場銘柄の傾向検証

ⅰ.ルール詳細(8月新興市場の傾向)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 検証対象:新興市場銘柄(ジャスダック・マザーズ、※2022年4月以降はグロース市場) 検証期間:2000年1月〜2025年12月31日 1銘柄当たりの投資金額:20万円 買い条件 ・7月末の最終営業日の寄り付きで買い 売り条件 ・25日経過後の翌日営業日寄り付きで売り ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 8月相場の傾向を調べるために、7月末に新興市場全銘柄を購入し、 25日経過後に売却した場合について検証を行いました。 仮に、勝率が50%以上で、損益がプラスならば、 8月は株価が上がりやすい月と言えます。 逆に、勝率が50%以下で、損益もマイナスであるならば、 8月は株価が下落しやすい月と言えるでしょう。 以上のルールで過去のデータを用いて検証した結果は、以下の通りです。

ⅱ.検証結果(8月新興市場の傾向)

8月新興市場は上がる?下がる?【2026年版】 年別損益グラフ
項目金額比率
勝率38.28 %
勝ち数5,736 回
負け数8,966 回
引き分け数281 回
平均損益-2,299 円-1.15 %
平均利益21,740 円10.87 %
平均損失-17,760 円-8.88 %
合計損益-34,445,917 円-17,204.27 %
合計利益124,700,640 円62,369.54 %
合計損失-159,236,160 円-79,573.81 %
PF0.784
平均保持日数25.39 日

以上が 、8月相場(新興市場)の検証結果です。

2.まとめ 8月の新興市場銘柄の傾向は?

検証結果を確認すると、勝率は38.28%、平均損益は-2.7%です。 勝率は35%ととても低く、平均損益もとても大きなマイナスです。 東証プライムの傾向[勝率:39.37%、平均損益:-1.92%]と比較しても、 より悪い検証結果となっています。 よって、8月の新興市場は、下落する可能性が高いと言えるでしょう。 8月は東証プライムと新興市場ともに下がりやすい傾向があることから、 日本株全体が下がりやすいのでしょう。 東証プライムと比べても成績が悪かったのは、 新興市場の売買の主体が大きな要因でしょう。 新興市場の売買の主体は、「個人投資家」です。 8月はお盆を挟んで、多くの方が夏季休暇に入ります。 休暇前後では、保有しているポジションを手仕舞いする傾向があることや、 新たに銘柄を買い付けする動きが極端に少ないのでしょう。 8月の新興市場銘柄の取引は、過去の傾向からみると、 リスクが高いと言えるでしょう。

■追伸

8月は、ただ単純に取引していては、 損失を被るリスクが高い月です。 ただし、システムトレーダーは、 ご自身の売買ルールで淡々と取引するだけです。 しかし、裁量トレーダーにとっては、 苦しい展開となる可能性が高そうです。 こういったときは、趣向を変えて、 相場に左右されないトレードをすることを考えてもいいかもしれません。 例えば、 ・デイトレ→一日で取引が完結し、相場に左右されにくい ・イベント投資→相場全体の動きとの相関性が低い ・取引しない(ゆっくり休む)→利益も、損も出ない といった戦略が考えられるかもしれません。 負ける可能性が高い状態で、考えなしにむやみにトレードするのは、 正直自殺行為と言っても過言ではありません。 苦しい相場だからこそ、「損しにくい投資」「少しでもコツコツ稼ぐ投資」を 行うことがよさそうですね。

8月 グロース市場 好成績銘柄ベスト30

順位コード銘柄名勝率平均損益(%)合計損益(%)勝ち負け引分
19950ハチバン85.7%+0.99%+20.78%1821
22877日東ベスト81.8%+2.64%+29.02%920
37877永大化工76.9%+3.54%+46.01%1030
41795マサル75.0%+2.89%+34.62%921
51770藤田エンジニアリング72.7%+1.68%+18.52%830
69976セキチュー72.7%+1.05%+11.57%830
79903カンセキ71.4%+2.24%+46.98%1551
87185ヒロセ通商70.0%+8.18%+81.85%730
92484出前館70.0%+4.55%+91.09%1460
103930はてな70.0%+3.65%+36.47%730
112406アルテ サロン ホールディングス68.8%+1.54%+24.68%1150
123075銚子丸68.4%+0.36%+6.80%1342
134627ナトコ68.2%+1.27%+28.01%1570
142498オリエンタルコンサルタンツホールディングス66.7%+2.95%+53.08%1260
157435ナ・デックス66.7%+1.19%+17.87%1050
163190ホットマン66.7%+0.05%+0.66%831
172700木徳神糧64.7%+8.64%+146.88%1160
187443横浜魚類64.3%+0.95%+13.25%941
196033エクストリーム63.6%+36.55%+402.01%740
209012秩父鉄道63.6%+1.61%+17.69%740
213261グランディーズ63.6%+1.06%+11.64%740
224592サンバイオ63.6%+0.64%+7.08%740
237265エイケン工業63.6%-0.03%-0.38%740
243641パピレス62.5%+4.29%+68.61%1060
258256プロルート丸光62.5%+2.81%+44.99%1060
265999イハラサイエンス62.5%+0.68%+10.94%1060
276069トレンダーズ61.5%+7.51%+97.62%850
28977861.1%+0.39%+7.10%1170
292303ドーン60.9%+2.71%+62.44%1490
301798守谷商会60.0%+3.46%+51.84%951

※過去26年間(2000〜2025年)のデータに基づく統計結果です。将来の成績を保証するものではありません。トレード回数10回以上の銘柄を勝率順に掲載。

この記事を読んだ方におすすめ

西村剛が今買うべき最有望株を限定公開中

  • 3年連続で売買シグナルコンテスト優勝の実力
  • 日本証券アナリスト協会検定会員が厳選
  • メールアドレスだけで今すぐ確認できる
最有望株を無料で確認する

※ メールアドレスのみで登録できます。いつでも配信停止可能です。

<追伸>
「株システムトレードの教科書」の記事は、機関投資家出身・証券アナリスト検定会員の西村剛が、統計データ・システムトレード・ファンダメンタルズを融合して解説しています。
↓↓↓↓↓

毎朝届く投資情報メルマガ「西村剛の勝ち株の流儀」(無料)はこちらから登録できます。
すでに22,000名が登録中。今なら10大特典を無料プレゼント中!