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今回は、「10月の株式市場の傾向(東証プライム編)」をご紹介します。 株式市場は、月によって上がりやすい月と下がりやすい月があります。 この傾向は毎月必ずそうなるとは言えませんが、 株式投資を行う上で、その傾向を把握しておくことは重要でしょう。 そこで、「10月の東証プライムは上がるか、下がるか」について検証していきます。 日本株市場は、例年夏から秋にかけては、下がりやすい傾向があると言われています。 当然、10月も秋ですので、下がりやすい傾向があると言われています。 はたして、この一般論が本当に正しいかについて検証してみましょう!!

執筆者

田村 祐一
田村 祐一

フェアトレード株式会社所属。調査本部アナリスト。統計データを重視したシステムトレードとファンダメンタルを組み合わせて銘柄分析を行う。株主優待先回り買い等の「イベント投資」にも注力。


1.10月の東証プライム銘柄(※2022年4月以降はプライム市場)の傾向検証

ⅰ.ルール詳細(10月東証プライムの傾向)

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検証対象:東証プライム銘柄

検証期間:2000年1月〜2025年12月31日

1銘柄当たりの投資金額:20万円

買い条件 ・9月末の最終営業日の寄り付きで買い

売り条件 ・25日経過後の翌日営業日寄り付きで売り

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10月相場の傾向を調べるために、9月末に東証プライム全銘柄を購入し、 25日経過後に売却した場合について検証を行いました。

仮に、勝率が50%以上で、損益がプラスならば、 10月は株価が上がりやすい月と言えます。 逆に、勝率が50%以下で、損益もマイナスであるならば、 10月は株価が下落しやすい月と言えるでしょう。

以上のルールで過去のデータを用いて検証した結果は、以下の通りです。

ⅱ.検証結果(10月東証プライムの傾向)

10月東証プライムは上がる?下がる?【2026年版】 年別損益グラフ
項目金額比率
勝率41.35 %
勝ち数19,520 回
負け数27,094 回
引き分け数591 回
平均損益-2,200 円-1.10 %
平均利益13,900 円6.95 %
平均損失-13,840 円-6.92 %
合計損益-103,851,000 円-51,879.24 %
合計利益271,328,000 円135,691.34 %
合計損失-374,980,960 円-187,570.58 %
PF0.723
平均保持日数25.42 日

以上が、株式市場の傾向(10月)の検証結果です。

2.まとめ 10月の東証プライム銘柄の傾向は?

検証結果を見てみると、勝率は41.35%、 1トレードあたりの平均損益は-1.57%となっています。

勝率は約4割を割り、1トレードあたりの平均損益も大きなマイナスであることから、 10月は株価が下がりやすい月と判断できるでしょう。
下がりやすい傾向がある中では、投資成果は上げにくく、 トレードする場合には、銘柄選定には注意が必要でしょう。

10月は、3月決算企業の中間決算発表が本格化します。 決算の内容によって株価は大きく乱高下することから、 投資家が売買に慎重になりやすい傾向があります。 様子見ムードが漂いやすい月であることから 軟調に推移する傾向があるのでしょう。

10月 東証プライム 好成績銘柄ベスト30

順位コード銘柄名勝率平均損益(%)合計損益(%)勝ち負け引分
18945サンネクスタグループ75.0%+2.13%+42.68%1550
23836アバントグループ72.2%+3.84%+69.16%1350
33141ウエルシアホールディングス72.2%+1.56%+28.12%1350
41413ヒノキヤグループ71.4%+5.03%+70.39%1040
59612ラックランド70.0%+2.49%+49.83%1460
63788GMOグローバルサイン・ホールディングス70.0%+0.92%+18.34%1460
76178日本郵政70.0%+0.27%+2.74%730
86146ディスコ69.2%+4.14%+107.59%1880
93288オープンハウスグループ69.2%+2.95%+38.37%931
103156レスター68.8%+0.67%+10.76%1150
118697日本取引所グループ68.2%+3.25%+71.44%1570
121717明豊ファシリティワークス66.7%+3.21%+67.43%1470
133688CARTA HOLDINGS66.7%+2.75%+33.00%840
146080M&Aキャピタルパートナーズ66.7%+1.87%+22.47%840
154185JSR66.7%+1.38%+33.01%1680
164246ダイキョーニシカワ66.7%+0.88%+10.60%840
174927ポーラ・オルビスホールディングス66.7%+0.04%+0.65%1050
183640電算66.7%+0.00%+0.04%1050
198934サンフロンティア不動産66.7%-0.01%-0.22%1470
207167めぶきフィナンシャルグループ66.7%-0.31%-3.68%840
218015豊田通商65.4%+1.35%+34.97%1790
229110NSユナイテッド海運65.4%+1.02%+26.60%1781
236702富士通65.4%+0.99%+25.84%1790
244553東和薬品65.4%+0.84%+21.89%1790
257270SUBARU65.4%+0.70%+18.31%1790
266806ヒロセ電機65.4%+0.63%+16.36%1790
277261マツダ65.4%+0.29%+7.43%1790
281925大和ハウス工業65.4%-0.26%-6.76%1790
294203住友ベークライト65.4%-0.30%-7.71%1790
308908毎日コムネット65.2%+2.02%+46.48%1580

※過去26年間(2000〜2025年)のデータに基づく統計結果です。将来の成績を保証するものではありません。トレード回数10回以上の銘柄を勝率順に掲載。

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「株システムトレードの教科書」の記事は、機関投資家出身・証券アナリスト検定会員の西村剛が、統計データ・システムトレード・ファンダメンタルズを融合して解説しています。
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