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金曜日の株価は下がりやすい傾向(曜日アノマリー)

今回は、「金曜日の株価の傾向」について検証してみましょう。

これまでの曜日ごとの検証では、「月曜日」「火曜日」「水曜日」は下がりやすく、「木曜日」は上がりやすい傾向があることが分かっています。

では、「金曜日」の傾向はどうでしょうか。

金曜日は、週末をはさむことから
火曜日から木曜日までの動きとは異なる可能性があるでしょう。

また、金曜日引け後は、米国重要指標の発表があることから、
リスク回避の動きで売られやすい可能性もあります。

そこで、今回は「金曜日」の株価の傾向について検証していきましょう!!

では、まずはじめに検証条件を確認していきましょう。検証条件は、以下の通りです。

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検証対象:日経平均225銘柄
検証期間:2000/01/01~2014/06/30
1銘柄当たりの投資金額:20万円

【買い条件】
・金曜日の寄り付きに成行で買い

【売り条件】
・金曜日の大引けで成行売り

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上記内容で検証を行いました。

仮に、勝率が50%以上で、損益がプラスならば、
金曜日は株価が上がりやすい曜日と判断できます。

反対に、損益がマイナスであるならば、
金曜日は下がりやすい曜日と言えるでしょう。

以上のルールで過去のデータを用いて検証した結果は、以下の通りです。

【検証結果】金曜日の株価の傾向

金曜日
勝率: 48.13 %
勝ち数: 69,662 回
負け数: 75,082 回
引き分け数: 9,922 回

平均損益(円): -19 円  平均損益(率): -0.01 %
平均利益(円): 3,051 円  平均利益(率): 1.53 %
平均損失(円): -2,870 円  平均損失(率): -1.44 %

合計損益(円): -2,881,187 円  合計損益(率): -1,442.00 %
合計利益(円): 212,571,399 円  合計利益(率): 106,302.64 %
合計損失(円): -215,452,586 円  合計損失(率): -107,744.64 %

プロフィット・ファクター(総利益÷総損失): 0.987
平均保持日数: 0.00 日

以上が、検証結果です。

検証結果を見てみると、勝率は48.13%、平均損益は-0.01%です。

勝率は5割を割っており、平均損益がマイナスであることから、
「金曜日」は下がりやすい傾向があると判断できるでしょう。

やはり、最初の想定どおり、
週末をはさんでリスク回避の売りが出やすいのでしょう。

金曜日は、米国重要指標の発表を控えて、投資家がリスク回避をする傾向が強いです。

よって、大引けにかけて利益確定売りが出やすく、軟調に推移しやすいのでしょう。

「月曜日」と「金曜日」は週末をはさむために、
株価の動きは荒くなる傾向があります。

よって、これらの曜日にデイトレを行う場合には、
値動きの荒さに注意しながら取引する必要がありそうですね。

■追伸

「月曜日」から「金曜日」までで、
上がりやすい傾向が確認できたのは「木曜日」だけでした。

つまり、デイトレードは、買いが圧倒的に不利と言えそうです。

日中の株価の動きを追える方であれば、場中の値動きを掴んで、
買いから入るトレードでも利益を上げることが出来るかもしれません。

しかし、サラリーマンの方など日中の株価を追えない方は、
「買い」から入るデイトレは、損失を被るリスクが若干高いと言えるでしょう。

なお、システムトレードは日中の株価の変動を気にせずに
トレードする投資法ですので、あまり関係ないのですけどね。

裁量トレードをされている方は、曜日の傾向をしっかりと把握し
トレードすることで、不用意な損失を被るリスクを低減できるでしょう。

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