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RSIは、「Relative Strength Index」の略で、日本語では「相対力指数」と呼ばれています。過去一定期間の株価の上昇と下落の変動幅における、上昇分の割合を折れ線で表したものです。株価の振れ幅をはかる分析方法の1つで、株価が買われすぎの状態か、売られすぎの状態かを把握できる指標です。一般的に、RSIが70%以上のときが「買われすぎ」の状態で売りのシグナルと判定されます。30%以下のときは「売られすぎ」の状態で買いのシグナルと判定されます。(70%でなく75%や80%、30%ではなく25%や20%が使われることもあるようです)

RSIは以下の式で求めることができます。

RSIは株式相場が保ち合いとなっているときに効力を発揮します。しかし、出来高を伴って上昇するような、大きな株価トレンドの初期段階では有効ではないと言われています。したがって、損切りラインを設定することや、その他の指数やチャートなどを複数用いるなどして、総合的に判断することが必要でしょう。

【参考:株価チャートとRSI(14日)】

出所:システムトレードの達人 達人モード「チャート」画面

この記事を書いた人

西村剛
西村剛

フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。システムトレードを使った定量分析と、これまでファンドマネジャーとして培ったファンダメンタルズ分析を融合した新しい視点で株式市場を分析し、初心者でもわかりやすい言葉を使った解説に定評がある。

今回は一般的に言われている「RSIが30%を下回ったら買いで70%を上回ったら売り」が果たして有効かどうか調べてみました。ルールの詳細は以下の通りです。

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バックテストモード:標準モード

バックテスト期間:2000年1月1日から2019年12月31日

バックテスト対象の銘柄:日経平均採用銘柄

売買単位:金額固定(単位枚数を無視)

買いルール:RSI(14日)が30.00以下

⇒上記を満たした翌日に成行で買い

売りルール:RSI(14日)が70.00以上

⇒上記を満たした翌日に成行で売り

【買いルール詳細】

【売りルール詳細】

出所:システムトレードの達人 達人モード「ストラテジーの設定内容」画面

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検証結果は以下の通りです。

運用資産の推移

         出所:システムトレードの達人 達人モード「運用資産の推移」画面

■バックテスト結果■

勝率: 66.06 %  
勝ち数: 7,751 回  
負け数: 3,982 回  
引き分け数: 62 回  
   
平均損益(円): 3,233 円  平均損益(率): 1.62 %
平均利益(円): 16,838 円  平均利益(率): 8.42 %
平均損失(円): -23,201 円  平均損失(率): -11.60 %
   
合計損益(円): 38,129,423 円  合計損益(率): 19,065.60 %
合計利益(円): 130,514,904 円  合計利益(率): 65,259.32 %
合計損失(円): -92,385,481 円  合計損失(率): -46,193.72 %
   
PF: 1.413  
平均保持日数: 60.98 日  

資産曲線が概ね右肩上がりの曲線となっており、それなりに有効なルールだと見て取れます。また、勝率66.06%、平均損益1.62%、PF1.413となっており、統計的にはやや有効な結果と言えるでしょう。

ただし、今回の検証で一番注目したいのは、「運用資産の推移」です。

運用資産の推移をみると、大きく利益を上げている期間が3か所あります。

 それは、「2006年~2008年」「2015年~2016年」「2018年~2019年」です。

この3つの期間は、強い上昇トレンドを形成した時期です。

つまり、「RSI」を使用した投資法は、上昇相場でとても有効な投資法と言えるでしょう。

日本株市場の上昇トレンドが確認できた段階で、この投資法を用いることで、大きな利益が得られるでしょう。

一方で、下げ相場では、この投資法をすると大きな損失を被る可能性があるでしょう。

なお、これはあくまで日経平均採用銘柄の傾向です。他の市場については、調べてみると別の傾向が得られるかもしれません。気になる方は、ぜひご自身でも検証してみてはいかがでしょうか。

<追伸>
コロナショックで相場が大きく動いている最中ですので、今の株価動向が気になる方も多いかと思います。
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